最近、親戚との付き合い方や冠婚葬祭のマナーについて考える機会が増えた20代・30代女性も多いのではないでしょうか?
人生には、結婚式やお祝い事だけでなく、お葬式など悲しいお別れをしなければならない場面も訪れます。
そんな時、いざという時に慌てないために、喪服の準備は大切です。
「でも、喪服ってどんなものを選べばいいか分からない…」
そう思っている方もいるかもしれません。
普段着慣れないものだからこそ、初めての喪服選びは迷ってしまうのも当然です。
そこで今回は、20代女性が押さえておくべき喪服の基礎知識から、失敗しない選び方、そしておすすめのレンタルサービスまでご紹介します!
喪服の基礎知識
喪服とひとことで言っても、実は格式によって種類があります。
大きく分けて「正喪服」「準喪服」「略喪服」の3種類があり、それぞれ着用シーンが異なります。
正喪服
喪服の中で最も格式が高い正喪服。
黒一色のワンピーススーツのようなデザインで、既婚・未婚問わず着用できます。
主に喪主の妻や遺族など、故人と非常に近しい間柄の人が着用します。
準喪服
正喪服に次いで格式が高い準喪服。
一般的に「喪服」と呼ばれることが多く、黒無地のワンピースやアンサンブルスーツが一般的です。
通夜や葬儀・告別式など幅広いシーンで着用できます。
略喪服
「略式喪服」とも呼ばれ、3つの喪服の中で最も格式が低いものです。
デザインや色の規制が緩く、黒やグレーなど落ち着いた色合いのワンピースやスーツが着用できます。
20代女性なら準喪服を選べばOK
一般的に、20代のうちは準喪服を1着持っていれば、ほとんどの場面で失礼なく対応できます。
しかし、地域や家の慣習、親族との関係性によっては、正喪服が求められる場合もあります。不安な場合は、事前に親族や詳しい方に確認しておくと安心です。
知っておきたい! 喪服にふさわしいアクセサリーやバッグ・靴のマナー
喪服は華やかにおしゃれする服ではありません。アクセサリーは真珠一択です。
ネックレスは一連のパールネックレス、イヤリングやピアスはパールのものを選びましょう。二連のネックレスは「(不幸が)重なる」という意味になるのでNGです。
バッグは、布製の黒無地のハンドバッグがおすすめです。
殺生を連想させる革製品、キラキラした華美な装飾のあるものは避けましょう。
靴は、喪服にあわせてシンプルな黒いパンプスがおすすめです。ビジュー付きパンプスやスニーカー、ブーツは避けましょう。
喪服は寒くても黒いタイツはNGと言われていますが、最近は緩やかになっています。マナーにうるさい親戚がいる場合は気をつけましょう。
お香典を入れる袱紗(ふくさ)はお香典の袋が折れ曲がるのを防いでくれるので1つ持っていると便利です。
失敗しない喪服選びのポイント
いざ喪服を選ぼうと思っても、どんなデザインを選べばいいのか迷ってしまう方も多いはず。
ここからは、20代女性に向けて、失敗しない喪服選びのポイントをご紹介します。
【体型別】スタイルアップして見えるデザインの選び方
小柄さん
- ひざ丈~ひざが少し隠れるくらいの丈のスカートを選ぶと、脚長効果が期待できます。
- ウエストマークのあるワンピースやジャケットを選ぶと、スタイルアップ効果があります。
- フリルやレースなど、装飾が少なめのシンプルなデザインを選ぶと、スッキリとした印象になります。
ぽっちゃりさん
- Aラインやプリンセスラインなど、体型をカバーしてくれるシルエットのワンピースがおすすめです。
- 縦のラインを強調してくれる、ジャケットとのセットアップも◎。
- シフォンなど、軽やかな素材を選ぶと、重たく見えません。
高身長さん
- ロング丈のスカートやワンピースを選ぶと、エレガントな印象になります。
- スレンダーな体型を活かせる、タイトなシルエットのワンピースもおすすめです。
- パンツタイプの喪服もおすすめです
年齢に合ったデザイン選びのポイント
20代は、若々しさを意識しすぎず、シンプルで上品なデザインの喪服を選ぶのがおすすめです。
フリルやレースなどの装飾は控えめにするのがベター。
年齢を重ねても長く着用できる、ベーシックなデザインの喪服を選ぶと良いでしょう。
素材選びのポイント:季節や着心地を考慮して
喪服を選ぶ際には、季節や着心地も重要なポイントです。
夏場は通気性が良く、吸湿性に優れた素材を選びましょう。暑くてもノースリーブになるのはNGです。
冬場は、暖かみのあるウール素材や、裏地付きのものがおすすめです。
喪服を購入する場合は、半袖のワンピースと長袖のジャケットのセットアップなど通年着れるタイプがおすすめです。
あると便利なアイテム
喪服を着たときは、普段使っているアイテムが派手で場違いになりがちです。白いハンカチ・黒いサブバックがあるときちんとしているように見えます。傘もカラフルな傘は避けましょう
髪の毛は、ひとつにまとめるのがおすすめです。ヘアアクセサリーは黒で光沢がないものを選びましょう。
喪服を選ぶ際の注意点
サイズとフィット感
喪服を選ぶ際には、サイズとフィット感が非常に重要です。自分の体型に合った喪服を選ぶことで、よりエレガントに見せることができます。
まず、ジャストサイズの喪服を選ぶことが大切ですが、あまりタイトすぎるものは避けるべきです。喪服は長時間着用することが多いため、動きやすく、体にフィットしすぎないものが良いでしょう。特に、肩やウエスト周りは適度なゆとりが必要です。
葬儀によっては和室で正座することもあるので、短めのスカートだと太ももが気になることもあります。膝よりも長いフレアスカートなどの方が葬儀の場面では気が楽です。
予算
喪服の購入は決して安いものではありません。
特に20代の女性にとって、頻繁に着るものではないため、購入するよりもレンタルするほうがコストパフォーマンスが良い場合が多いです。以下に、喪服の購入とレンタルの比較をしてみましょう。
喪服はレンタルがおすすめ
「せっかく買うなら、良いものを長く愛用したい」そう考える方もいるかもしれません。
しかし、20代は今後のライフスタイルの変化が大きく、好みが変化したりする可能性もあります。
高価な喪服を購入しても、妊娠・出産で体型が変わったり、数年後に着なくなってしまう可能性も考えられます。
そこでおすすめなのが、喪服のレンタルサービスです。
喪服レンタルには、以下のようなメリットがあります。
- 最新のデザインや自分にぴったりのサイズを手頃な価格で試せる
- 購入と比較して、保管場所の心配も不要。
- クリーニングに出す手間も省ける。
「本当に自分に似合うか不安…」という方も、レンタルでお試しできるのは嬉しいポイントです。
LULUTI
引用:LULUTI
イオンのレンタルショップ「LULUTI」の ブラックフォーマル(喪服・礼服)のレンタル。3泊4日で3,300円からレンタルできます。
授乳ができる喪服もあるので、赤ちゃんがいるママでも安心です。
Cariru BLACK FORMAL
Cariru BLACK FORMALはブラックフォーマル専門のレンタル。
東京ソワール・自由区・INEDなどブランドの喪服もあります。パンツスーツの喪服や「バッグ・サブバッグ・袱紗
ネックレス・イヤリング・数珠・黒ストッキング」がセットになった9点セットの喪服など上質な喪服をレンタルしたい方におすすめです。
まとめ
今回は、初めての喪服選びに迷っている20代女性に向けて、基礎知識から選び方のポイント、おすすめのレンタルサービスまでご紹介しました。
喪服は、大切な方を偲び、敬意を表すための装いです。自分に合った一着で、落ち着いて故人を見送りたいものですね。